本日の仕事場は、京都の先斗町。歌舞練場でした。レトロなタイル建築で、とても趣ある建物。
昨年のOKAZAKI LOOPSで司会をしていたのを観ていただいたことがきっかけで……今回ご縁をいただきまして、京都市が主催の「はじめまして歌舞伎」というイベントで司会をさせていただきました。
「私で大丈夫ですか？あまりにも知識が……」と逃げ腰モードだったのを、運営の伊藤めぐみさんが「今回は高校生、大学生に歌舞伎を知っていただく催しなんです。だからこそ、是非歌舞伎を初めて体験するお客様目線でのトークをお願いしたいんです」と推薦してくださって…お受けすることにしたのです、が！
会場で手渡された足袋……！
なんと、登場がひとりで花道から。しかもスポットライトを浴びてしまうという。「え、私の職業って…ライター？あれ？？？？？？？？？？」と脳内パニックしながらも、とても楽しくトークをさせていただきました。
パンフレットに塩谷舞（しおたん）氏って書いてあった…w
長浜市曳山博物館の館長をつとめられていた小池充さんによる解説、そして実際に「子ども歌舞伎」の街・長浜でその文化を受け継いでいる小池充さん、息子さんの飛賀（ひゅうが）くんに色々と教えていただきました。
5歳から12歳の男の子たちが演じる「子ども歌舞伎」。（この美しい女形も男の子が…！！）滋賀県の長浜が発祥の地で、日本各地で観られるとのことで、是非一度訪れてみたい！！
会場の先斗町歌舞練場は、レトロな建築と、窓越しの美しい鴨川…最高の場所でした。（バタバタしてて、あんまり写真とれなかったのが悔やまれるのですが……）
私は後編に出させていただいたのですが、前編にはバーチャルとリアルを掛け合わせた歌舞伎が初披露されました。
先斗町で踊る中村芝翫さん、そして少し離れた練場で踊る息子さん３人が紗幕に等身大で合成される……という、世界初のリアルタイム合成歌舞伎。詳しくはこちらをどうぞ！これまでにない歌舞伎の形…ということで、記者さんがたくさんいらしてました。
この取り組みなどなどに、もう１０年近く前から存じ上げておりますNAKEDの大屋友紀雄さんが関わっておられて、「完全にアウェイだ……台本に漢字が多すぎる……失敗したらどうしよう……」とガチガチに不安で緊張していた私を、松竹やNTTの方々に「偶然ここで会ったのですが、こちらはシオタンです」とご紹介しまくってくださり、本当に救われました。
歌舞伎の化粧、隈取が体験できる。ラスベガスでも、ニコニコ超会議でも披露されていたそう。幅広い…！
今回参加させていただいた感想は、とにかく歌舞伎が想像以上に自由で、とっっても面白い！！！！ということ。先日、銀座の歌舞伎座でも『鯉つかみ』を拝見したのですが、あまりの自由っぷり（水がバッシャバッシャ出てきて、まるでUSJのウォーターワールドのごとし！）とシナリオの面白さに、脳内でずっと突っ込みまくってしまいました。
銀座の歌舞伎座
歌舞伎座に一歩入ると、みんながニコニコしていて、美味しい香りがして、素敵なお土産やさんが並んでいて。和服の美しい女性にもうっとりしてしまい……。店員さんたちのホスピタリティーたるや素晴らしく、本当に休憩中もワクワクしてしまったのです。日程によってはワンコインで観られる席もあるし、これは通いたい。ハマる方が多いのもよくわかりました…！！
（歌舞伎についてFacebookで尋ねたところ、本当にたっっ…くさんのコメントをいただき、その人気っぷりを実感）
「こんな役割、私じゃ無理かも…！！！」と思う仕事は、なんだかいつも、自分の視野をものすごく広げてくれます。仕事をしてて本当に良かった。「好きなもの」が偏りすぎている性格なので……本当に、仕事が楽しいです。ありがとうございます。
しかし、さすがにここ３週間で東京→ロサンゼルス（トランジット）→ニューヨーク（引っ越し作業）→パリ（新婚旅行）→カサブランカ→シャウエン→ローマ（トランジット）→ヴェネチア→イスタンブール（トランジット）→東京→大阪（セミナー登壇）→京都
……という移動が多すぎ、詰め込みすぎなスケジュールでしたので、そろそろヘトヘトに疲れてしまって、帰りの阪急電車で爆睡してしまい、北千里で「お客さん、終電ですよ〜〜〜〜〜」と起こされてしまいました……（恥）。
電車ではめったと寝ないんですけどね。阪急電車だけはぐっすり寝てしまう。フカフカだから……。
✔️クラシックな小豆色
✔️ふかふかの座席
✔️エレガンスな自社広告（宝塚歌劇団）世界のあらゆる国で電車に乗ったけど、これほど心地よくって、素敵度の高い電車はそうそうない…(´；ω；`)#阪急電車 #宝塚歌劇団 pic.twitter.com/1uRCIXjdR7
— 塩谷 舞（milieu編集長） (@ciotan) 2017年11月11日
しかし、大学の頃は背伸びして、よくフラフラと飲み歩いていた先斗町。この通りを、仕事に向かうために駆け足で進むのは不思議な感じ。今度はゆっくり来たいです。では、明日東京に戻ります！
※このブログはPR記事ではなく、自発的に書いたものです。
※でもあまりにも歌舞伎が面白かったので、自発的にもっとPRしたい！まずは歌舞伎座、誰か一緒にいきましょう。ワンピースの公演もいきたい。ゴムゴムの歌舞伎…！
本日の仕事場は、京都の先斗町。歌舞伎練場でした。
大学の頃はよく飲み歩いていたこの通りを、仕事に向かうために駆け足で進むのは不思議な感じ。
鴨川沿いの東華菜館には、日本一古いエレベーターと大正ロマンが詰まっているので大好き。今度はゆっくり来たいです。 pic.twitter.com/SJ2ZOhlepk
— 塩谷 舞（milieu編集長） (@ciotan) 2017年11月12日
おしまい。久々に、バズとか拡散とか構成とか、一切考えないで日記のようなブログを書いてしまいました。おやすみなさい。