言霊による自己肯定。


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かれこれ12日間も病床にいました、塩谷です。

過労というか、風邪なのに無理して働いたり喋ったり徹夜したり……という無理がたたって、まぁ無理がたたってもだいたい週末寝てたら治るか〜というモノが、なんとまあ12日間も絶不調が治らず。。。(耳鼻科にも内科にも行って薬を飲んだりなんか吸ったり食事変えたりしたが12日も。。)

なにが辛いって、声が一切出なくてですね。。

ふつう、ひとは脳で生まれた思考を、言葉に落とし込むと思うんですけど、
わたしそれが逆なんですよね。。

脳みそで考えるよりも、喋ることで思考がはじめて出てきて、自分のことばで自分の思想に気がつくという方が多い。
意味不明かもしれませんが、喋りながら「おっ、マジか〜そんな考えがあるんか〜なるほどな〜」と自分で合点がいくという謎な循環をしています。そういう現象ありません?


あと、わたしは嫌になっちゃうくらいに爽状態と鬱状態のギャップが激しい人間なので
喋って思考が明確になるとドキドキして「おっこれはすごいぞすごいぞ!!空も飛べる勢いだぞ!!」と前向きになれるのですが、
なにも出来ない、起こらない、動けない、そんな状況だと「自分なんていなくても世の中なにも困らない…」と自己嫌悪の闇に落ちてしまう。

おいおいメンヘラかよ、という感じですが、こういう明暗が極端すぎる精神現象も珍しい訳じゃないそうです。

つまり言葉が一切出ない12日間(しかもしんどくって本もスマホもろくに見れない)は思想が形にならないし、ちぎれそうな精神になって、メディアやイベントや講演会なんかで喋ってる自分なんかはもはや別人。ただの生ゴミに成り果てる訳です。

よく「塩谷さんの文章にはパワーがあるね」と言ってもらえることがあるけど、たしかに泣きながら書いてたり、その1記事に載せきれないくらいの情熱を傾けてたりして、そのパワーを込めて込めてバズって色々と雪崩れてきた結果、パワーが切れることもある。あるというか、あるあるすぎる。しかし、12日間も切れると再度燃やすのも大変です。

そのパワーを再熱させようとするのは、やっぱり喋ることであって、文章である訳です。自分にとっては。

人にとっては料理だったり、スポーツだったり、色々あるんだろうな。パワーを出す術は。

と、ここまで自己陶酔のようなブログを読んでくださった方はそろそろお察しかと思うのですが、底辺まで下がった精神では、パワーを注ぎまくる我が仕事に立ち向かえないので、屈伸運動として、着火準備としてブログを書いてる次第です。w

12日間の不調をサポートしてくれたBAKEの仲間には感謝しきりです。たるちゃん、平野くん、ありがとう。。
台湾まで行ってTHE BAKE MAGAZINEに寄稿してくれたレイちゃんもありがとうやで。ブログが楽しそうすぎてこっちまで楽しくなるわ。

>>Hello Again! 8年ぶりに目覚めた情熱、台湾旅日記。

クライアントのみなさま、色々ご迷惑かけてすみません!! 巻き返します!押忍!!




しかし、こんなメンヘラ・ファクトリーな生き方、まもなく28にしてあまりにも刹那的すぎるだろうと、今回ばかりは痛感です。仕事量は控えめに、純度は高めに、日々身体鍛える日課をつくり(ジムの予約した。w) ちゃんと届けていきたいと思います。声を。

アイキャッチはなにも関係ないけど、2ヶ月前に行ったNYの夜景です。しびれるほどゆさぶられて、もだえるほど楽しかった旅なのになにひとつ書き留めていないので、供養のため写真だけでもあげさせてくださーい。。では!!!

by 塩谷舞( @ciotan