タイトルはですね、面白法人カヤックさんの社訓です。勝手にお借りしてます。めちゃくちゃ好きなことばです。(もとはポール・ヴァレリーさんの名言だそうです)
批判でもレビューでもなく、日記みたいなブログ書きます。
昨日の大ベンチャー展(三幸エステートさんperesents)での公開ブレストがそれは楽しくて楽しくて。
私はモデレーターとして参加させてもらったのですが・・・
日常にある6つの問題に対して、PARTY中村ヒロキさん、dot by dot谷口さん(ヘリさん)、キングコング西野さんが公開でブレストしていく、というものなのですが。
アイデアが出るわ出るわ。止まらんのですわ。
私の役割はモデレーターゆえ、タイムキーパーをしながら、ギリギリの世論を保つ為に終始突っ込み役にならざるを得ないのですが、その湯水のように出てくるアイデアはどこまでもだだ流しにしていたかった!
例えば、「LINEの既読スルー問題に対するソリューションは?」
ヒロキさんの答え「こんなLINEスタンプを作る」
物事を深刻化しないで、どうやったら空気が良くなるかな、楽しくなるかな、笑ってもらえるかな、みたいに頭をはたらかせる時間はとても楽しくて。
コンテンツビジネス論全盛期で、私自身深刻化した話も好きではある(し、そんなブログを書いてたら燃えた……)のですが、やっぱり、時代を作る人はあれこれしかめっ面して考えるよりももっと、もっと軽やかに超えていくなぁ、って。
枠組みの中で、自分の持てるノウハウの中で考えるから深刻になるのであって、あたらしい概念を、装置を、作っちゃえば一気に解決する。クリエイターはそれが出来るから、スゴい!
「うお、天才かも」と思う人は同業他社や業界内の問題を軽やかに超えていく。しかめっ面をしない。なにか幸せなフィルターをひっかけて景色を見てるのかもしれない。
もちろん脳内お花畑というわけではなく、です。
現状の問題を知りながらも、強く強く、笑いながらも、枠を軽やかに超えてビジョンを描ける人、が、とても好きです。
当人は、枠を超えてるとかは一切気づいてなかったりするのですが。
この時、水曜日のカンパネラのコムアイちゃんのモデレーターをしたときも。(ライターではなくモデレーターという謎の立場)
コムアイさん @KOM_I がBAKEのチーズタルトをほおばる記事はセンサーズだけ!
鹿の解体や、魚のピチピチについてキラッキラした目でお話ししてくれました。私は瞬時に惚れた。https://t.co/JGuJTU2FWY pic.twitter.com/UF7nA5FHh0
— 塩谷舞(しおたん) (@ciotan) 2016, 1月 5
これでライゾマ真鍋さんに取材したときも、
とにかく真面目に本気に書きました。ライゾマティクス @daitomanabe さんへのインタビュー。アート、テクノロジー関係の人だけじゃなく、編集者必見な内容です。耳が痛かった。ぜひ! https://t.co/Is0ajfUh5T pic.twitter.com/su590l8yXg
— 塩谷舞(しおたん) (@ciotan) 2015, 8月 12
本人にどれだけの自覚があるかわからないけど、その思考の軽やかさは最強の武器であり、(そこに追いつきたい他者や、業界の大御所的な人にとっては)脅威だ・・・思ったのでした。
アイデアいっぱいの人は、すごく貴重な人だから、そんな人が潰されないような世界をつくりたいなと思わされるし、そのアイデアを一緒に磨き上げられるように、わたしはあざとく、ありたいなと思わされたのでした。
あと余談ですけど、メディアとかネット上で炎上したり嫌われがちだったりする人って、実はめちゃくちゃ面白い場合が多すぎて、先入観って怖ええって思います。わたしは自分の書く記事で、ひとの先入観を奪いたい。な。
大ベンチャー展のブレスト会議、記録的に面白かった!本当にいくつかはやろう。
西野さん谷口さんしおたん、そして立役者のバーグむつおさん三幸エステートさんありがとうございましたー! pic.twitter.com/yj86xclLg4— Hiroki Nakamura (@nakamurahiroki) 2016, 2月 4
最後に。「アイデアいっぱいの人は深刻化しない」が読める漫画はこれ。(スマホからだと、画面を横にすると、ちゃんと読めます!)
コルクに所属してる漫画家・羽賀翔一さんが描いてます。
これはいい漫画や。。。
おしまい。